玄工房:岩佐なをのブログ
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静物

野村喜和夫さん著『詩のガイアをもとめて』(思潮社、2009.10)の
「吉岡実、その生涯と作品」を読みました。
吉岡実の詩を始めて読んだときの気持ちが
じわじわとよみがえってきました。
私にとっては『サフラン摘み』が一番なつかしいのですが
(片山健の装画が悩ましいほど魅力的でした)
先だって、松下育男さんにいただいた
『静物』を机の上に載せてゆっくりと読みました。
いい詩集です。
私が一歳のときに出版された詩集です。
69ページ、吉岡の作品はこれくらいのページ数が
ちょうど良いように思いました。
多すぎると読者が消化不良をおこしそうな・・・。

オレンジの苑

構成されていくものの
ゆくえ
天に向って
地に根ざして
何らかの交感を
空間にもとめている午後
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ツーショット
『ぽたぽた』130×180mm、筆、墨、色鉛筆

絵の本

新刊の絵に関する本で
おもしろいもの
2冊。


芥川喜好著『バラックの神たち』深夜叢書社、2009.11
村田喜代子著『偏愛ムラタ美術館』平凡社、2009.11


両方とも簡潔に画家と作品を紹介しているエッセイです。
その選択が絶妙。
前者では、浅井忠、瑛九、野口謙蔵など
後者では、三松正夫、大道あや、山本作兵衛がとても面白い。
あまり取り上げられない作家や
作品を見つけていい味付けで紹介している所が
共通点。
とくに、村田喜代子の本では、
美術家ではなく記録者としての絵も
極めて絵画として魅力的だということがわかります。
おすすめです。

ひまな折には妖怪を

岩場や石垣に出てくる
真っ赤で目が黄色く光る妖怪
南方の妖怪だったが
最近は国際化で
日本にも
来てます。
日本名はまだない。
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ツーショット

ひまな折にはお絵かきを

『角のある男はついに土の中からよみがえり』
130×180mm、鉛筆(三菱ユニ・B)
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青写真

動物祭り
青い写真で参加するんだ
何言ってるか
わからない?
言ってるわたしもわからない
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ミッチリ生える

植木鉢のなかの
ジャングル
地面は黒土
植物の下で
光はほとんど
届かない
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ひまな折にはお絵かきを

『うさちゃんのポケットにたたまれた小切手』159×110mm、ゲルインクカラーボールペン、色鉛筆
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けっかんにんげん

夜中に
海辺を
風に吹かれながら
浮かぶように
歩いている
血管人間
よくみると
月明かりで
静脈は青く
動脈は赤く
うごめいて
見える
海に漬かりすぎて
血管だけになるんだな
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だち68

因幡の白兎くんに
もたれる
薄茶のくまくん。
リラックス
リラックス
バックは橋君からの手紙。
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プロフィール

Author:岩佐なを(詩人、版画家)
日常おもったことなどを書きます。詩や版画中心に書こうと思いますが、プロボクシング、競艇についての感想のほうが多くなるかもしれません。単に「うしのよだれ」かも。ご容赦願いたく。★ホームページもあります。ご覧下さい↓http://genkoubou.web.fc2.com/
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