河出書房新社にコロナ・ブックスという叢書があって、そこに『
作家の猫』(2006.6)と『
作家の犬』(2007.6)という本があります。写真満載、コラムも秀逸で、両方買いました。猫も犬も好きですが、子どもの頃に一緒に暮らしたことのあるのは犬です。おシャレ系の種類より、日本犬やミケのほうが好きです。犬はミックスに味わい深い風貌のヤツがいますね。『
作家の猫』には、夏目漱石、南方熊楠、谷崎潤一郎、藤田嗣治、大佛次郎、稲垣足穂、幸田文、池波正太郎、田村隆一、三島由紀夫、開高健、中島らも等の愛猫をが紹介されています。『
作家の犬』には、志賀直哉、菊池寛、林芙美子、井上靖、いわさきちひろ、久世光彦、米原万里等の犬が登場。
檀一雄の家にいた犬の大きいこと!必見です。檀ふみのエッセイに「たしかに我が家には、絶え間なく犬がいた。みんな父が、どこやらからもらい受けたり買ったりして、やってきた犬である。しかし、肝心の父が、「絶え間なく」家にいた、とはいいがたい。」という一節があって、思わず笑ってしまいました。『火宅の人』はあまり家にいてはいけません。作家と犬、あるいは猫たちとの貴重なアルバムともいえる2冊です。