ハネ
岩佐なを
画面上や球形の上で
こうも生きながらえていると
季節のハネを何度も何度も見ることになるネ
姉妹だか親子だか師弟だかおよそ判然としない
関係のものタチが群れをなして飛び
はしらを空中に築くネ
これはこの世の真昼であるネ
どこで生まれどこで生長しても
群れは空気中にやわらかめの渦巻きをつくり
羽化の唄を小声で合唱する
ネひとの小指の一突きでシル出して死ぬムシ
シルはもともと蔓状を流れる透明の血液だったネ
ハネに線が入って透き通っているモノ
ハネがぬくくて暗くぶあついモノ
ハネがあることをハナにかける鼻のないモノ
ムムム無表情なムシや
ナナナキワライのムシ
でも羽化という特権を単子葉植物は
根っからうらやまないネ
されど、
みよ、ハネ、なり。
鱗粉にまぶされたぼってりハネで
図案になるまで舞い舞う派手ムシ
は、が、ちょう、
とんぼ、か、はあり、仏のひかり
ようせい←→あくま
カレの背なかを思いなネ
肩甲骨から盛り上がる夢想のハネネ
陰茎に似て多くのむかしばなしになりやすい
ハネネ
切り取られても充分本体は生きながらえるモノかネ
トバズンバアユメ。
エッチらオッチら
いのちのしぶとさを見せてネ
初出:「ポエームTAMA」51号(2008.6)
「〜ネ」のところ、どうしてもいつもの中国人風に聞こえてしまうのですが、そうではないですよね(笑)。まじめに味わってみまぁす。
【2008/06/03 21:20】
URL | まちお #-[
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私には、立松和平さんの声が聞こえてきました。
【2008/06/04 12:40】
URL | 餃子 #-[
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ムシといえば、詩集『狐乃狸草子』に「東海虫」という作品がありましたね。もう随分前で、書いた岩佐さんは忘れてるでしょうけど(笑)。「あ、それいいなぁ、誰の詩?」とか言うじゃないですか(笑×2)。当時「あれはカメムシのことだろう」とか色々推理があって面白く読んだ覚えがあります。わたしは東北旅行をしたとき、旅館の明かりにカメムシがけっこう飛んできてうろうろしていたのを見ていたのです。もはやふた昔前のことですが、イメージが鮮明で消えうせないシーンというのがあります。個人のそうしたイメージの記憶を蘇らせる力があるところが、岩佐さんの作品の真骨頂だと思うのです。
【2008/06/04 20:01】
URL | ST #-[
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詩はわかったから、ボクシングの話題に早く切り換えなさいませ。だいたいそもそも12日のダブル世界タイトルマッチは行くのかや?
【2008/06/04 20:16】
URL | goth #-[
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まちおさん。これはまじめに味わうことなく、最初の解釈と、面白がりで正解と思うですよ。創作物は受取手の感受性が大切、正解があるのではなく、自分がどう感じたかが重要。ですよね、岩佐さん?(ちがったりして^_^;)
【2008/06/08 02:08】
URL | ttsm2008 #-[
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ttsm2008さんへ。私はいつも創作者がどのような意図で、またどのような背景をもって表現したかなど余計なことを考えてしまうのですが、まずは純粋に味わうことが大事なのですよね。ご指導ありがとうございます。あと、その創作者を直接知っているかどうかでも、作品の解釈や感じ方が違ってきますね。会ったことのない創作者の場合は、読者の感受性に拠って解釈され味わわれることも多いと思いますが、わたしは岩佐さんと会ったことあるような気がしており(笑)、詩を拝読する場合にも、勝手に岩佐さんが出てきて朗読してくださるので、それを味わっています。だから?まじめに味わえないのか・も・・・(笑)。
【2008/06/08 10:53】
URL | まちお #-[
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あははは、岩佐さんが真面目じゃないのがイケナインデスヨネ。同感同感(笑&拍手)。でも、岩佐さんはあまり詩の会に出て来られないから、そんなに頻繁には話できないのが残念です。たまに会ってもへんなこと言うので可笑しくて笑っちゃいますけど。
【2008/06/08 15:11】
URL | ttsm #-[
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版画家 をサーチエンジンで検索しマッシュアップした情報を集めてみると… 気になるワードを詳しく検索!【2008/06/04 21:17】
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