玄工房:岩佐なをのブログ
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空には本

職業がら、先週は神田小川町の東京古書会館で開かれていた「七夕古書大入札会」に行ってきました。年々品薄になってきているとか言われますが、行けば行ったでいろいろなものが見られて楽しいものです。七月の明治古典会の入札会は、近現代の文学書も多く、寺山修司(1936-83)の第一歌集『空には本』(的場書房・1958)を手にとってじっくり見ることができました。ダメージの少ない良い本でした。ブックカバーが付いていてこの装幀(装画)が岸田衿子、中には野中ユリの銅版画(オリジナルではなく、印刷ですが)が入っていることを今回初めて知りました。岸田衿子の表紙画は線描で童画のよう、力が入っていない「かるみ」と余白の使い方が素敵です。野中ユリは抽象の銅版画でおもしろいものでした。野中のコラージュも綺麗だと思いますが、初期の銅版画の不思議な形象は幾度見ても飽きません。野中ユリ10代後半の作品。

コメント

加納光於、野中ユリはスターでしたよね、1960−70年代の。池田もいますけど。特に野中ユリは瀧口修造の秘蔵っ子という感じがします。
【2008/07/07 21:45】 URL | tomo #-[ 編集]
世田谷美術館で瀧口とその周辺の展覧会をやったときに、野中版画も出ていましたね。原始的な力が初期作品にはあると感じました。
【2008/07/08 21:50】 URL | あんふぉるめる #-[ 編集]
岸田衿子の東京芸大卒業作品(自画像)を見ましたが、これも良かったですよ。
【2008/07/08 23:14】 URL | am #-[ 編集]

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Author:岩佐なを(詩人、版画家)
日常おもったことなどを書きます。詩や版画中心に書こうと思いますが、プロボクシング、競艇についての感想のほうが多くなるかもしれません。単に「うしのよだれ」かも。ご容赦願いたく。★ホームページもあります。ご覧下さい↓http://genkoubou.web.fc2.com/
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